ご挨拶

この度、2020年(令和2年)3月6日(金)~7日(土)の2日間にわたって、兵庫医療大学を会場として、第12回日本不安症学会学術大会を開催することとなりました。

本大会のメインテーマは「現在そして未来における 不安のカタチに 我々はどう向き合うか」としました。現在の臨床場面で診る不安のカタチは、ますます多様化・複雑化しており、不安障害という枠だけでは捉えきれず、うつ病、あるいは発達障害との併存や嗜癖の問題、身体症状化、あるいは身体疾患患者における不安など、その臨床的意義は確実に高まっています。このような傾向は、今後ますます顕在化することが予想され、不安に対する治療も、その表現型のみならず、個々の病像や病理に合わせたオーダーメイド治療が重要になるものと思います。一方、不安治療の標準化や普及も喫緊な課題であり、その最たるものがガイドラインの策定となります。本大会では、このような点を中核的なテーマとして、皆様に関心をもってもらい、意義深いものになるよう組み立てていく予定です。

そして、医師、心理士、看護師、保健師、精神保健福祉士等の医療関係者や学校保健関係者に加え、脳科学者や基礎心理学者などの参加も広く求め、基礎から臨床、また身体・心理・社会的な諸側面に及ぶ、様々なテーマの検討を深めていく所存です。本大会が、一般社会に対する不安症及び不安障害のより一層の普及と理解を促進させ、さらにより有効で包括的な治療法の開発への一助となることを、強く期待しております。

多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第12回日本不安症学会学術大会
大会長 松永 寿人
(兵庫医科大学 精神科神経科学講座 主任教授)